FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

「国内研修/環境研修(サービス・ラーニング)」の発表会・懇親会を開催しました

2026.02.13(金)
NEWS  
2026年1月に、拓殖大学文京キャンパスにおいて、「国内研修/環境研修(サービス・ラーニング)」の事後研修の締めくくりとして、参加学生による発表会が行われました。
「国内研修/環境研修(サービス・ラーニング)」は、拓殖大学教育ルネサンス2030の方針のもとに実施された政経学部カリキュラム改革の一環として、今年度に新設された課題解決型科目の一つです。この科目では、拓殖大学を代表する意識を持ち、利他心を備え、選抜された本学学生の皆さんが、実際に、文京区の地域貢献活動・ボランティア活動に参加して、そこに携わっている皆様から多くを学びます。文京区の地域貢献活動への参加を通じて、建学より文京区に根差す拓殖大学の学生として区民意識を育み、当事者意識を持って地域貢献活動の意義を理解し、その課題解決に取り組むことを目的としています。

今年度、文京区社会福祉協議会とのご連携により、本学学生13名が、こまじいのうち(地域の居場所)、おかえりごはん(こども食堂)、学習支援なごみ(学習支援)、こびなたぼっこ(地域の居場所)、TENOHASI(生活困窮者への炊き出し)の活動に参加しました。何れにおいても、学生は、6回分の講義での学修時間に相当する7×6=42時間以上の地域貢献・ボランティア活動に携わりました。さらに、学習支援活動、こども食堂、炊き出しについては、科目の枠組みを超え、文京区の地域の一員として継続的に地域貢献活動に参加しました。

発表会では、それぞれ参加した地域貢献活動ごとに5つの発表が行われ、それぞれの発表で、実際に参加しなければ体感しえない「気付き」が提示されて、活動の意義への理解、課題への克服方法の提案などが行われました。すべての発表は、地域貢献活動を支えている受け入れ先の皆様への尊敬と感謝の念に満ちており、そのことが、同時に、学生自身の成長を感じさせる発表となっていました。受け入れ先からは、舩崎居場所コム理事長、菅千駄木三丁目北町会会長、北條なごみ代表などの皆様、社会福祉協議会からは、大川事務局長、浦田地域連携ステーション係長などの皆様、本学教職員からは、長尾副学長、高橋学生支援室室長補佐をはじめ多くの皆様に参加頂き、学生の発表に対する温かいご講評を頂戴いたしました。

発表会の後、本学B館9Fラウンジにて、懇親会を開催し、本学で文京区との地域連携を担当する地域連携センター副センター長の長尾副学長の開催の挨拶の後、参加学生とそれを支えてくださった皆様の間で、和やかな歓談が行われ、さらに交流を深めました。
20260213_HATORI_01こまじいのうち参加学生発表資料(抜粋)
20260213_HATORI_02おかえりごはん参加学生発表資料(抜粋)
20260213_HATORI_03学習支援なごみ参加学生発表資料(抜粋)
20260213_HATORI_04発表会における学生の発表の様子
20260213_HATORI_05受入れ先の皆様からの講評
20260213_HATORI_07文京区社会福祉協議会の皆様からの講評
20260213_HATORI_06長尾副学長による懇親会開催の挨拶
今後も、本科目を先駆けとして、本学と文京区との教育を通じての幅広い連携を推進し、学生が文京区の一員として地域貢献活動に参加する一方、文京区の皆様にも本学学生の教育に携わって頂きまして、学生が現場と大学での学びの往還を通じて専門知を実践知に転換し、地域の皆様と協働することによって成長する機会をさらに広げていきたいと考えています。

<国内研修/環境研修(サービス・ラーニング)に参加した学生の皆さんのコメント>

・大城 楓さん(経済学科3年/那覇商業高校出身)
高齢者との関わりを大学生活の中で持てたことは私にとってとても良い経験になりました。今は、就職活動などで参加が難しいことも多いですが、落ち着いたら、また、このような活動に参加したいと強く思いました。
私自身が地方出身者であるため、サービス・ラーニングで地域との関わりを持つことができ、文京区についても深く知れたことが嬉しかったので、今後も、地域との関わりを継続していきたいなと感じています。


 ・吉田 和香さん(経済学科3年/大東文化大学第一高校出身)
こまじいのうちは「多世代交流の場」となっていました。どのような居場所を作ったら参加者の方々は安心できる居場所になるのかなどの地域課題は、実際に足を現場に運び、 人と直接関わることで初めて理解できるものだと感じました。 
人と関わる仕事を目指している私にとって、地域貢献活動で得た傾聴力やニーズに応じた行動力を発揮して、一人ひとりに寄り添った支援や提案を行えるような存在を目指したいと考えています。

 

・大島 希海さん(法律政治学科3年/市川南高校出身)
初めは活動に慣れることで精一杯でしたが、スタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、住民の方々と共に地域のコミュニティをつくる楽しさを実感しました。
文京区在住ではありませんが、おかえりごはんの活動に参加する中で、文京区民の一員であるという意識が芽生えていきました。活動前と比べて子ども食堂のイメージも大きく変わり、老若男女が集う地域の居場所としての温かい雰囲気が印象に残っています。
実際に参加してみなければ得られなかった気付きも多く、今後も地域の一員として楽しみながら地域を盛り上げていきたいです。

 

岩田 悠司さん(経済学科3年/高等学校卒業程度認定試験)
私は国内研修サービス・ラーニングの一環として、半年間「学習支援なごみ」での活動に参加しました。活動を始めた当初は、利用者の方とどのように関わればよいのか分からず、不安を感じることも多くありました。しかし、現場での経験を重ねる中で、一人ひとりに寄り添い、安心して過ごせる環境を支えることの大切さを実感しました。また、支援は一時的な関わりではなく、継続していく仕組みづくりが重要であることにも気づきました。
そこで最終発表では、学生が主体となって活動を支える「なごみ支援チーム」の仕組みを提案しました。この提案は関係者の方々の協力のもと実際の活動につながり、現場の方や地域の方から温かい言葉をいただく機会にも恵まれました。この経験を通して、現場の声をもとに課題を整理し、改善策を形にする力や、人と向き合う姿勢を身につけることができました。今後も学びを社会と結びつけ、地域や人に寄り添った活動を主体的に続けていきたいと考えています。