政経学部NEWS
新任教員の紹介:堀田 学 准教授
2025.05.28(水)
NEWS
今年赴任されました先生を紹介します。
堀田 学 准教授/HOTTA Manabu
担当科目
・アカデミックスキル
・地方自治論
・公務員論
・政治学B
・地方自治法A/B
・都市政策
・ゼミナール
写真 米沢市の普門院にある上杉鷹山と鷹山の師である細井平洲の像です。この普門まで鷹山は細井平洲を出迎えにきたという逸話からこの像があります。
堀田 学 准教授/HOTTA Manabu
担当科目
・アカデミックスキル
・地方自治論
・公務員論
・政治学B
・地方自治法A/B
・都市政策
・ゼミナール
写真 米沢市の普門院にある上杉鷹山と鷹山の師である細井平洲の像です。この普門まで鷹山は細井平洲を出迎えにきたという逸話からこの像があります。
山形県米沢市で高校卒業まで18年過ごして、そのあと静岡大学人文学部法学科に入学しました。雪国から温暖な静岡で一人暮らしをすることになり戸惑うこともありましたが、今から振り返るといい経験でした。もともと鉄道が好きで、旅行も好きなので、大学在学中は、全国さまざまなところを訪れました。鉄道を乗り継いで北は稚内まで行きましたし、西も青春18きっぷを使って長崎まで行ったこともあります。今は廃止された寝台列車や特急にも乗りましたのでいい思い出です。海外旅行にも4回ほど行きました。大学四年間は、自分のために自分の時間を使える貴重な四年間だったと思います。
Q2:研究者を志すようになった、きっかけを教えて下さい。
私が大学に入学した年は、平成9年です。このころ、橋本内閣による行政改革の議論が本格化していました。実際に省庁再編が行われたのが平成13年ですので、それに至るさまざまな議論が行われていました。内閣機能の強化や省庁再編、そして独立行政法人といった言葉が生まれたのもこの時期でした。日々のニュースでこのような話題が流れていたこともあり行政学に関心を持つようになり、さらに勉強しようと思い、大学院へ進学することにしました。大学院に進学すると研究者志望の人が多く、そうした雰囲気のなかで自分も研究者を志すようになりました。
Q3:拓殖大学の印象はどうでしょうか。
社会安全学科は八王子国際キャンパスにあります。広大な敷地に建物がありますので、非常にゆったりとした雰囲気があります。また部活に取り組んでいる学生も多くいますので、あちらこちらで練習している様子も見かけます。設備の整っている大学という印象を受けました。
Q4:現在、関心を持たれている研究テーマについて教えて下さい。
日本の人口減少が年々その減少幅が大きくなっています。令和6年は約89万人減少しました。特に地方での人口減少が著しいのですが、地方自治体の枠組みが大きく問われる時代に差し掛かっているといえます。都道府県、政令指定都市・中核市・施行時特例市、そして人口減少が著しい小規模自治体、同じ地方自治体といっても人口規模によって予算・権限の差があります。こうした制度をこれからの時代にどう適合させていくのか、これからの日本の(地方議会も含む)地方自治について関心を持っています。
Q5:先生の授業を受講する学生に伝えたいことは何でしょうか。
社会安全学科はまだ1年生しかいません。そのため後期の地方自治論が社会安全学科での初めての講義になります。普通に生活していると、なかなか自治体を意識して生活することはありませんが、上下水道、ゴミ処理、学校、図書館など生活のいろいろなところに地方自治体が関わっています。地方自治の勉強をして自身の知識を増やしたり、地方公務員を目指してもらいたいと思います。