政経学部NEWS
新任教員の紹介:荒井 雅子 教授
2025.05.28(水)
NEWS

今年赴任されました先生を紹介します。
荒井 雅子 教授/ARAI Masako
担当科目
・アカデミック・スキル
・外国史概論Ⅰ・Ⅱ
・教育実習事前事後指導
・社会科・公民科教育法
・社会科・地理歴史科教育法
・教職実践演習
・2年生ゼミ
写真 前任校に25年いたところ、よく働いたねと褒められました。
荒井 雅子 教授/ARAI Masako
担当科目
・アカデミック・スキル
・外国史概論Ⅰ・Ⅱ
・教育実習事前事後指導
・社会科・公民科教育法
・社会科・地理歴史科教育法
・教職実践演習
・2年生ゼミ
写真 前任校に25年いたところ、よく働いたねと褒められました。
ごくごくありふれた大学生活だったと思います。週1回のゼミとその後の飲み会で先輩・後輩・先生と色々な話をしていました。飲みニケーションというのが、学生の間でもごく自然に受け入れられていたように思います。教員免許状を取得することを目指していたので、一般的な大学生よりも履修科目は多めでした。落とした単位含めて、卒業時の成績通知が2枚組になってましたので。
Q2:研究者を志すようになった、きっかけを教えて下さい。
もともと教員就職を目指していたので、修士課程修了後は教員になりました。高校で歴史(世界史)を教えるのが当時の目標で、それは無事に叶えられたのですが、就職後に、「教える事を研究する」ことに目覚めてしまい、気がついたらここにいました。自分にとっては教材研究も教科教育研究も不可分のものだったので、その点では特に志したという意識はありません。ただ、周囲には高校と大学の間を繋ぐマージナルな方が多かったので、環境に騙された感はあると思います。
Q3:拓殖大学の印象はどうでしょうか。
前の様子も何となく知っているのですが、気がついたら大学の背が高くなっていて(=建物が高層化していて)驚きました(笑)。建物が計画的につながっている感じで、キャンパスを歩いていても気持ちが良いです。あと、政経学部と商学部が文京キャンパスに戻ってからか、女子学生が多くなったような印象を受けています。
Q4:現在、関心を持たれている研究テーマについて教えて下さい。
読解のプロセスを分解して、生徒はどのように資料を読み解いているのか、教える側としてどのように読み解かせると、単元の目標がより達成されるのかを、考えています。そのプロセスに、資料批判をどう入れ込むかが、今の興味関心です。研究分野だと、教科教育学になるのだと思います。ざっくり言うと、歴史学と歴史教育を繋ぐことに、興味関心を持っています。
Q5:先生の授業を受講する学生に伝えたいことは何でしょうか。
普段は、教職を目指す学生達と過ごしています。文京キャンパスの中では少数派かもしれませんが、目指すべきものがあって、それに向けて4年間かけて自分の経験を積み上げてゆくのは、根気がいるものです。まずはその努力に敬意を。彼らには、教育職にも様々な在りようがあるのだということに気づいて、その上で自身の就職活動に向かって欲しいなと思っています。最近は中高一貫だけでなく、小中一貫校(義務教育学校)もあります。私立学校には、その数だけの個性もあります。教員就職がゴールではなく、その先の教員としてのキャリアプランも含めて考えて欲しい。教員は、思った以上に幅がある仕事だと伝えられれば良いですね。