FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

新任教員の紹介:久保田 ゆかり 教授

2025.05.13(火)
NEWS  
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今年赴任されました先生を紹介します。
久保田 ゆかり 教授
担当科目
・アカデミック・スキル
・社会安全論
・国際関係入門
・国際政治史
・安全保障論
・国際機構論






写真 新緑のきれいな八王子国際キャンパスにて。時々、キャンパス内を散策して気分転換しています。





Q1:先生はどのような大学生活を送っていましたか。
出身校は地域研究を特色とした大学(大阪外国語大学)で、世界の特定地域について、政治、経済、歴史、文化、言語、文学など幅広く学べる環境でした。ただ、あまり関心のない授業では、いわゆる「内職」をしたりしていたので、試験の前になると焦るという現実に直面することも多々ありました。一方で、所属したゼミ(アメリカ経済、日米関係)では、指導教官のわかりやすい教え方と積極的に発言するゼミ仲間から刺激を受け、議論することの楽しさを覚えました。
 
Q2:研究者を志すようになった、きっかけを教えて下さい。
わからないことや疑問点を「調べ、整理する」という作業がもともと好きでした。大学院に進んで、修士論文(日米の防衛防衛産業の比較分析)を書き上げた後、その成果を広く知ってもらいたいと思うようになり、研究者を志しました。
 
Q3:拓殖大学の印象はどうでしょうか。
歴史と伝統のある大学という印象を以前から持っていましたが、実際、キャンパス内では趣のある建物や大学創設・発展に寄与した先人たちの展示物から、それを感じることができます。また、私の所属学科のある八王子国際キャンパスは緑豊かで気持ちの良いキャンパスです。4月に着任したときには、きれいな桜のトンネルに感激しました。
 
Q4:現在、関心を持たれている研究テーマについて教えて下さい。
近年、日本の防衛産業が斜陽産業化していることに問題意識を持っています。防衛産業を活性化させるには何が必要かという規範的な視点で考えています。また、日英伊による次期戦闘機の国際共同開発についても関心があり、このプロジェクトの持つ日本の外交上の意味合いについても探りたいと思っています。


Q5:先生の授業を受講する学生に伝えたいことは何でしょうか。
日本を含めて国際社会で生起する問題には、唯一解は存在しません。だからこそ、私が授業で発言することに対して、疑問や批判の視点を持ってほしいです。自由に発想して、積極的に発言・質問してください。また、さまざまな背景や価値観を持つ同級生、先輩、後輩たちの意見にも耳を傾け、視野を広げてください。