FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

新任教員の紹介:篠﨑 正郎 准教授

2025.04.30(水)
NEWS  
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今年赴任されました先生を紹介します。
篠﨑 正郎 准教授
担当科目
・国際政治史A/B
・国際政治学A/B
・国際関係入門
・外書基礎購読A/B
・アカデミック・スキル
・2年ゼミナール
Q1:先生はどのような大学生活を送っていましたか。
大学生のときは自由時間が多かったので、できるだけ本を読むようにしていました。特に、古典をたくさん読むように心がけていました。当時は国際政治に対する関心が芽生えた頃で、同じような関心を持つ友達と一緒にそれに関連するサークルやイベントに顔を出したりしていました。
 
Q2:研究者を志すようになった、きっかけを教えて下さい。
前職である航空自衛官として勤務していたときに、大学院で学ぶ機会を得ました。当初は、実務者としてのキャリアパスのひとつとして大学院をとらえていましたが、研究をすすめるうちに、次第に興味が膨らんできました。
 
Q3:拓殖大学の印象はどうでしょうか。
かねてより、国際政治に強い大学だと思っておりました。拓殖大学の海外事情研究所が刊行する『海外事情』は、最新のトピックについて識者の見解に触れることができる有数の雑誌であり、大学院生のときからよく読んでいました。また、拓殖大学は安全保障の研究に対しても理解のある大学だと思います。法律政治学科では、国際政治・地域研究に関して多くの科目が開講されているのが魅力のひとつだと思います。
 
Q4:現在、関心を持たれている研究テーマについて教えて下さい。
イギリス帝国史を軸に、大きく2つのテーマについて研究をしています。第1に、第一次世界大戦前のヨーロッパ国際政治史を見直したいと思っています。第2に、1982年のフォークランド紛争の諸相を描いていきたいと思っています。
 
Q5:先生の授業を受講する学生に伝えたいことは何でしょうか。
高等教育において大切なことは、問題発見・問題解決のための能力を培うことです。単に知識量を増やそうとするだけでは、高校の勉強の延長になってしまいます。さまざまな歴史的事実について、「なぜそれが起きたのか?」「どのようになっているのか?」という問題意識を持つことが大切です。大学の科目は、考察を深める対象としてとらえていただくのが良いと思います。そのような取り組みを通じて、将来を切り拓いていく力が高まると思います。