政経学部NEWS
【村上ゼミ】森鴎外記念館展示ボランティアガイドに参加しました
2024.10.08(火)
ゼミNEWS
2024年9月1日(日)、村上ゼミナール2年生8名、4年生1名が、文京区立森鴎外記念館コレクション展「鴎外の『意地』のはなし 歴史小説『阿部一族』を中心に」(2024年7月5日~10月6日)において、学生ギャラリートークを行ないました。当日は午前(11時~)、午後(13時~)の2回に分かれ、代表者3名が各10分程度、各自で決めたテーマに基づいた内容を展示の説明を交えながら話しました。発表者の3名以外はサポートメンバーとして発表を支え、参加学生以外のゼミ生も聴講に訪れました。一般の来館者の方々の前で、緊張しながらも展示説明を行なった体験は、大学ではなかなか得ることのできない貴重で有意義な体験となりました。1ヶ月以上にわたり、お忙しい中ご指導くださいました森鴎外記念館のスタッフの皆さまに、改めて御礼申し上げます。
参加者の感想
柴崎勝治(法律政治学科2年/千葉県立成田北高等学校)
私は、乃木希典と森鴎外との関係という切り口から今回の企画に参加させて頂きました。
恥ずかしながら、乃木希典の印象は明治天皇に殉死した人、程度にしか捉えていなかったのですが、今回の企画に参加させて頂くにあたり、調べていくうちに私的な側面にも触れることができました。このような機会がなければなかなか知り得なかったことであり、自分の知識をまた広げることができたこと、多くの皆さんに暖かく発表を見て頂いたこと、どれを取っても感謝してもしきれません。
本企画への参加で、自分を磨くことができました。今後の多くの場面において、この経験は活かしていこうと思います。ありがとうございました。
山崎勇磨(法律政治学科2年/東京都立稔ヶ丘高等学校)
私は今回の特別展示のテーマの中心であった森鴎外の歴史小説『阿部一族』が書かれた経緯と、そのあらすじから見えることについての考察を発表させていただきました。まず、文学者の記念館で展示物についてお客様を目の前に発表をさせていただくという大変貴重な機会を設けて、未熟な学生という者にその役割を任せていただけたことに、喜びと感謝の思いを記させていただきます。本当にありがとうございました。
調査研究、発表を通じて面白いと感じたことは、あらすじから見えたことを考察させていただきました、近代から現代の日本人にまで共通して内在する特有の弱さを見出したということでした。これは『阿部一族』のあらすじと評論家・山本七平が著した『「空気」の研究』で述べられていることとの共通点から考察したもので、「世間」と「空気」の違いに触れながら、空気を読んで流されてしまうことを日本人の文化として評価される側面もある中で他方面から見つめなおしていく、つまり近代、そして我々現代日本人の問題として提起していくということでした。
また、鴎外先生の「学問の自由研究と、芸術の自由発展とを妨げる国は栄える筈がない。」という御言葉には、まさに現代日本が抱える問題として強調されるべきものとして未熟者ながらに共感致しました。
ご来館、ご清聴いただきました皆さま、そして森鴎外記念館の学芸員の皆さま、本当にありがとうございました。
松崎竜馬(法律政治学科4年)
今回発表会のお話を頂いたとき、大学生のうちにしか体験出来ない貴重なイベントだと感じ、しっかり取り組みたいと思いました。
記念館の展示内容に乃木希典のコーナーがありました。日露戦争を描いた『二百三高地』という映画を観ていたこともあり、乃木希典を知っていたため、特に興味の持てる展示でした。
その興味もあり、主に乃木希典の殉死について発表したいと思い、原稿を作りました。一つは乃木夫妻の自刃の詳細、二つにそれに対する世間の反応、三つに武士道について、4つに乃木の殉死がきっかけとなって作られた作品の説明です。
事前の練習と記念館の方々のご指導により、発表は全員満足のいくものとなりました。
そしてご来館いただいたお客さんには「とても良い発表でした!」と笑顔で言っていただき、「良い発表が出来たんだな」と改めて実感しました。
またこのような機会を頂けるかは分かりませんが、是非またチームワークで取り組めたらと思います。
とても楽しく学びのある経験をさせて頂き、ありがとうございました。
柴崎勝治(法律政治学科2年/千葉県立成田北高等学校)
私は、乃木希典と森鴎外との関係という切り口から今回の企画に参加させて頂きました。
恥ずかしながら、乃木希典の印象は明治天皇に殉死した人、程度にしか捉えていなかったのですが、今回の企画に参加させて頂くにあたり、調べていくうちに私的な側面にも触れることができました。このような機会がなければなかなか知り得なかったことであり、自分の知識をまた広げることができたこと、多くの皆さんに暖かく発表を見て頂いたこと、どれを取っても感謝してもしきれません。
本企画への参加で、自分を磨くことができました。今後の多くの場面において、この経験は活かしていこうと思います。ありがとうございました。
山崎勇磨(法律政治学科2年/東京都立稔ヶ丘高等学校)
私は今回の特別展示のテーマの中心であった森鴎外の歴史小説『阿部一族』が書かれた経緯と、そのあらすじから見えることについての考察を発表させていただきました。まず、文学者の記念館で展示物についてお客様を目の前に発表をさせていただくという大変貴重な機会を設けて、未熟な学生という者にその役割を任せていただけたことに、喜びと感謝の思いを記させていただきます。本当にありがとうございました。
調査研究、発表を通じて面白いと感じたことは、あらすじから見えたことを考察させていただきました、近代から現代の日本人にまで共通して内在する特有の弱さを見出したということでした。これは『阿部一族』のあらすじと評論家・山本七平が著した『「空気」の研究』で述べられていることとの共通点から考察したもので、「世間」と「空気」の違いに触れながら、空気を読んで流されてしまうことを日本人の文化として評価される側面もある中で他方面から見つめなおしていく、つまり近代、そして我々現代日本人の問題として提起していくということでした。
また、鴎外先生の「学問の自由研究と、芸術の自由発展とを妨げる国は栄える筈がない。」という御言葉には、まさに現代日本が抱える問題として強調されるべきものとして未熟者ながらに共感致しました。
ご来館、ご清聴いただきました皆さま、そして森鴎外記念館の学芸員の皆さま、本当にありがとうございました。
松崎竜馬(法律政治学科4年)
今回発表会のお話を頂いたとき、大学生のうちにしか体験出来ない貴重なイベントだと感じ、しっかり取り組みたいと思いました。
記念館の展示内容に乃木希典のコーナーがありました。日露戦争を描いた『二百三高地』という映画を観ていたこともあり、乃木希典を知っていたため、特に興味の持てる展示でした。
その興味もあり、主に乃木希典の殉死について発表したいと思い、原稿を作りました。一つは乃木夫妻の自刃の詳細、二つにそれに対する世間の反応、三つに武士道について、4つに乃木の殉死がきっかけとなって作られた作品の説明です。
事前の練習と記念館の方々のご指導により、発表は全員満足のいくものとなりました。
そしてご来館いただいたお客さんには「とても良い発表でした!」と笑顔で言っていただき、「良い発表が出来たんだな」と改めて実感しました。
またこのような機会を頂けるかは分かりませんが、是非またチームワークで取り組めたらと思います。
とても楽しく学びのある経験をさせて頂き、ありがとうございました。