FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

【丹羽ゼミ】東京新聞外報部長による講演会を開催しました

2023.11.16(木)
ゼミNEWS  

11月9日(木)、丹羽文生ゼミナールでは、2年生から4年生までの合同で、東京新聞の篠ケ瀬祐司外報部長をゲストに「国際報道と私たちの暮らし」をテーマに講演会を開催しました。篠ケ瀬外報部長は東京新聞(中日新聞東京本社)入社後、ソウル支局特派員・支局長、政治部次長・首相官邸キャップなどを歴任し、日本と国際社会の政治変動をウオッチし続けてきました。
講演では「緊迫する中台関係とパイナップル」、「ロシア・ウクライナ戦争とサーモン」、「イスラエル・パレスチナ問題とトイレットペーパー」といったように国際社会が抱える課題と私たちの日常生活との深い関わりをリアル感満載に解説して下さいました。ゼミ生からは「社論と記者個人の考え方が異なる場合、その記者はどのようなスタンスで記事を書くべきなのか?」、「分かり易い記事を書くことは大切だが、逆に読者から稚拙との批判を受けることはあるのか?」といった質問があり、活発な遣り取りが交わされました。
 
【ゼミ生の感想】
池田凜(法律政治学科2年/新潟県立新潟商業高等学校出身)
今回は東京新聞外報部長の篠ケ瀬祐司先生から貴重なお話を伺った。まず、自分自身、新聞記者の方々は、ただ情報を入手して、それを文章にするだけというイメージが強かったが篠ケ瀬先生のお話を聞いて、その印象が大きく変わった。僅か数行の記事を書くにしても、わざわざ現地に出向いて正確な情報を収集し、裏を取り、常日頃からアンテナを張り巡らせ、時に読者に分かり易く情報を伝えるために、イラストや図の作成・配置の塩梅など様々な工夫を凝らしながら記事を作っていることを知った。私が印象に残っているのは、ロシアによるウクライナ侵攻がサーモンの価格上昇に影響しているということである。ウクライナからの輸入による価格上昇かと思っていたがノルウェーからの輸入でロシア上空を飛べないことが原因にあるという。普段、新聞を読む機会が余りないため、どれも新鮮な気持ちで伺うことができた。
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