FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

【中島ゼミ】5大学合同のジョイントゼミに参加しました

2023.07.25(火)
ゼミNEWS  
2023年7月8日に、和歌山大学にて開催された5大学のジョイントゼミに、政経学部・中島ゼミの2年生と3年生6名が参加しました。ジョイントゼミに参加した大学は、会場校の和歌山大学に加えて、青山学院大学、立教大学、立命館大学と拓殖大学になります。
このジョイントゼミは、アメリカ経済を学ぶ各大学のゼミが合同で実施しているもので、プレゼンテーションやディベートを行っています。討論のテーマについても、学生同士が事前に連絡を取り合い、議論しながら決めて準備をしています。
今回、拓殖大学は、青山学院大学のグループとディベートを行いました。テーマは、「アメリカにおける銃の個人所有の禁止に賛成か反対か」でした。討論相手との相談の結果、拓殖大学は「個人所有禁止に反対」の立場で議論することになりました。発表は、個人所有禁止に反対の立場ではあるものの、アメリカにおいて多い銃の犠牲数を減らす(銃犯罪や銃の事故を減らす)ために、憲法上の制約や政治的障壁の大きな個人所有禁止ではなく、他の現実的な方法での規制を提案するという内容で発表を行いました。
討論テーマの検討・協議、発表の準備、実際のプレゼンや質疑応答など、普段のゼミだけでは経験することができない、有意義な体験をすることができました。
20230725_nakajimajo01
【ゼミ生の感想】
竹下尚輝(法律政治学科3年/埼玉県・西武学園文理高等学校出身)
今回のディベート大会では「アメリカ銃個人所有の是非」をテーマに討論を行いました。まず、新型コロナウイルスによる猛威の中、ディベート大会を対面で行うことができて良かったと思っています。討論を通して、ゼミメンバー全員で思っていることや物事の価値観を一致させることは難しいと思っています。だからこそ、このような形のグループ発表は大変でした。不安が募る中で、前期約3ヶ月弱はこの発表のために資料探究に全力で勤しんだので、ゼミメンバー全員が達成感を感じていました。発表に至るまで沢山の文献や資料を読み、自分達が理解するだけでなく聞いてもらう人達に理解させるような内容をまとめることができたと思っています。その点では私たちの学びが更に深まったので非常に良い経験になったと思います。そしてディベート大会に参加して、相手校の発表を聞き、多面的な思考も磨くことができました。
ディベート大会を通じ、1番大切なのは何が正解かではなく、何を伝えたいのか、が重要ということに気づきました。このような学びと経験をこれからに活かしていけたら良いと思いました。
 
福尾朋也(経済学科2年/千葉県立流山おおたかの森高等学校出身)
私は、今回、和歌山大学で開催されたディベート大会に参加しました。このディベート大会は、他大学のゼミ生と共通のテーマで論争を繰り広げるものです。そのため、自分たちの主張を強めるためには根拠や裏付けといったものが必要になります。当初、その根拠や裏付けを調査するのに苦労しました。理由は、ディベートのテーマが、日常生活では触れることのないようなものであったためです。しかし、ゼミナール活動を重ねるとともに、私含めゼミ生のほとんどが自分の主張、その根拠、反論などをしっかりと持つことができました。そして、パワーポイントでそれぞれがスライドを作成し、ディベートの主張を強めるための材料を用意することができました。当日、私たちは、練習以上のプレゼンをすることができました。このディベート大会では、自分たちの主張をただぶつければ良いのではなく、相手側の主張もよく聞き、反論しなければなりません。つまり、自分たちとは逆の立場の意見も聞くということです。これは、非常に学びの多い経験になりました。ディベート大会ですが、私自身、相手側に納得してしまうような場面もありました。これらのことから、ディベート大会への参加は、普段経験することのないような貴重なものであり、多様な考え方、人たちに出会うことができる素晴らしい場だとわかりました。
20230725_nakajimajo02