FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

【村上ゼミ】文京区立森鴎外記念館を見学しました

2023.06.20(火)
ゼミNEWS  
5月20 日(土)に文京区立森鴎外記念館を見学しました。
 
記念館では、特別展「鴎外の食」が開催されており、食に関するエピソードなどが多くあり ました。鴎外は美食家ではなかったようで、食へのこだわりはないようでしたが、医学者と して食を重要視していることがわかりました。
食という観点から鴎外の家族を大事にする姿や、質素な暮らしを好む性格などが垣間見え、今後の研究に活かせるような資料が多く、参考になりました。
また、記念館近隣には文学にゆかりのある建物や坂もあり、重要文化財に指定されている旧磯野家住宅なども見学しました。
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旧磯野家住宅

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ゼミナール生の感想

 大森康平(法律政治学科4年/神奈川県立足柄高等学校出身)
作品内で食事のシーンが描かれていることから文学と食事は切り離せないものだということを学びました。また、森鷗外が文学者としてだけでなく、軍医などの多方面で活躍していたことがわかりました。
  
藤田裕太郎(経済学科4年/東京都立桜町高等学校出身)
食を大事にしていたことが改めてわかりました。さらに、医者ならではの視点でメモを残していて参考になりました。食から見える鴎外の生活や家族との関わり合いなどが見えてきたことで、鴎外の解像度が上がりました。
  
寺澤知典(法律政治学科4年/長野県・東海大学付属諏訪高等学校出身)
軍医という立場だからこそ起きた「偽ウミガメのスープ」に関する面白いエピソードを知ることができました。鷗外のほかにも、多くの近代文学作家が料理を作品内に用いており、近代料理が有名になっていったのではないかと感じられました。
  
小田和志(経済学科4年/山梨県立都留高等学校出身)
鴎外は医者でもあったため、食を通して健康への意識が高かったのではと思いました。また、家族と一緒に食事をとることを有意義な時間にしており、家族愛に富んだ人であるこ
とも分かりました。
 
小宮伸治(法律政治学科4年/東京都・拓殖大学第一高等学校出身)
鴎外の「食」に対する好き嫌いや、レクラム料理のレシピを自分の目で見ることができて、鴎外に対する理解が深まりました。
 
関根太一(経営学科4年/埼玉県・日々輝学園高等学校出身)
「食」が文学に頻繁に持ち出され、作品世界を構成するために活用されていることから、「食」は文学と密接な存在であるとわかりました。
  
宮山涼平(法律政治学科3年 千葉県立松尾高等学校出身)
今回の遠足では、前回行った際とは違うテーマの展示物があり、新たな学びを得ることができました。「森鴎外の食」というテーマ通り、鴎外の食に対する衛生管理や家族との団らんなど、短い時間ながら多くのことを鑑賞できました。