【高見ゼミ】学生活動の紹介：佐藤裕太さん

今回の論文執筆は、学外での合同ゼミ並びに政経学部奨学論文に応募するために作成しました。論文のテーマであるイタリアの黒死病については、昨今の感染症拡大の深刻さを鑑みて決めました。とはいえ、論文執筆の初期は3人の研究内容が1つの方向を向かずに苦労しました。しかし、2次文献を多く読み込んでいく中で、ミラノの黒死病感染が深刻ではなかった可能性があることを確認し、それを裏付けするために1次史料を活用して検証することにしました。それからは、本論であるミラノの感染拡大の有無や当時のイタリア社会がどのようなものであったかを中心に研究しました。また、私たちの見解として、ミラノの感染拡大がなかったならば何が原因だったのか、当時の君主に注目しながら考察を試みることで、最後の結論に至りました。
私はこのような素晴らしい経験を多方面で生かしていきたいです。特にこの論文執筆を通して、課題を発見する力に磨きがかかったと感じます。次年度の研究や将来の就職先で、この力を活かし、さらに伸ばしていきたいです。