FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

丹野忠晋教授が2019年度日本応用経済学会学術論文賞を受賞

2020.12.10(木)
ゼミNEWS  
政経学部経済学科の丹野忠晋教授の論文"How Should We protect Innovations?" (with Takeshi Ikeda and Yoshihito Yasaki) 『Studies in Applied Economics 応用経済学研究』第13巻、2019年が2019年度日本応用経済学会学術論文賞に選定されました。日本応用経済学会学術論文賞は、応用経済学分野において、当該授賞年度および前年度において公刊された『Studies in Applied Economics応用経済学研究』の優れた論文を著したものに対して授与する賞です。

11月22日に開催された2020年度日本応用経済学会秋季大会において、丹野忠晋教授は日本応用経済学会の会長の焼田党先生(南山大学)から表彰されました。
PCを前にしたオンライン学会PCを前にしたオンライン学会
オンラインでの開催であり表彰状と記念の表彰盾は事前に郵送され表彰式に参加した学会員に提示されました。

日本応用経済学会のウェブサイト


選考委員長の成生達彦先生(同志社大学)によると、この論文は

『費用削減のためのイノベーションが完了した後に、多くの経済主体がその成果を用いることが経済厚生上望ましいが、そのことによってイノベーターの利益が減れば、イノベーションの水準は低くなる。この論文では、この種のトレードオフを念頭に置いて、経済厚生の最大化を目的とする政府が、どのようにイノベーションを保護すべきかを論じている。(中略) このように、独占市場の方が複占市場よりも経済厚生が大きくなるという逆説的な結果を導いている。』

という点が評価されました。
表彰状と表彰盾の写真表彰状と表彰盾の写真