FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

新任教員の紹介:池上賢先生

2020.04.21(火)
ゼミNEWS  

Q1:先生はどのような大学生活を送っていましたか。

正直なところ、大学時代は勉強よりサークル活動に熱中した4年間でした。イタリアの民族楽器マンドリンを演奏する団体があり、そこで伴奏のギターを弾いていました。今思い出すと、人生の中でもっとも1つのことに集中して取り組んだ期間だったと思います。
ちなみに、勉学面ではメディアを研究するゼミに所属し、卒論ではクラシック音楽とメディアの関係をテーマにしましたが、もっと真面目に取り組んでおけばよかったと思うこともあります。
Q1:先生はどのような大学生活を送っていましたか。

Q2:研究者を志すようになった、きっかけを教えて下さい。

研究者になりたいと思った最初のきっかけは、高校時代にマンガを分析的に紹介するテレビ番組を見たときに、自分もマンガ好きなので研究してみたいと考えたことです。
大学卒業後に一度は書店に就職をしたのですが、残念ながら短い期間で退職してしまいました。改めて自分は何をやりたいのか考えた際に、以前の目標を思い出し、大学院を目指すため、勉強しなおしました。

Q3:拓殖大学の印象はどうでしょうか。

残念ながら、まだ直接お会いする機会はないのですが、学生の皆さんが行った活動記録を見たり、すでに勤務されている先生方からのお話を聞いたりして、非常に真面目でものごとに真摯に取り組む学生が多いという印象を持っています。

Q4:現在、関心を持たれている研究テーマについて教えて下さい。

「現代社会におけるメディア文化と人々のアイデンティティとのかかわり」がもっとも大きなテーマとなります。これを明らかにするため、これまでは「マンガに関する経験を人々がどのように語るのか」といったことを主な研究課題にしてきました。
今後はマンガ以外のメディア(アニメ、ゲーム、ラノベなど)に対象を広げつつ、長期間にわたり、ファンやオタクでいることの意味などを分析したいと考えています。
マンガに関する集中講義で訪れた北海道にてマンガに関する集中講義で訪れた北海道にて

Q5:先生の授業を受講する学生に伝えたいことは何でしょうか。

私の専門は社会学です。社会学では「当たり前を疑うこと」「自分とは異なる立場の人を理解すること」が求められます。何かの社会問題を知ったときに、安易な「自己責任論」(←私が嫌いな言葉の一つです)に飛びつくのではなく、社会学的な想像力を働かせ、必要な知見に積極的に触れ、自分の頭で考えられるようになってほしいと思います。