FACULTY OF POLITICAL SCIENCE AND ECONOMICS
政経学部NEWS

白石4年ゼミナール・ユース年金学会に初出場

2019.12.10(火)
ゼミ  

長きにわたり鳴りを潜めていた白石浩介4年ゼミナールが、2019年12月7日に、ユース年金学会に初出場しました。ユース年金学会は、大学学部生のゼミや研究グループが集まって年金に関する発表を行うものです(共催:日本年金学会、年金シニアプラン総合研究機構、後援:厚生労働省、於:慶応義塾大学)。白石4年ゼミは、「年金の租税支出」に関する報告を行いました。
 
租税支出とは財政学の分野において近年、注目を集めている概念であり、個人が減税によって見えない形で享受する利益のことです。白石4年ゼミでは、これを年金分野に応用する研究を行いました。周知の通り、4年ゼミナールは就職活動が重なり、思うように研究が進みませんが、夏休み前に研究の骨子と分担を決めて、メンバーが個別研究に従事し、秋以降にそれを持ち寄って、不足点を補いつつまとめの作業を行いました。
 
ユース年金学会では、持ち時間40分間で研究報告を行いました。外部報告ですから真剣勝負です。参会者は学生ばかりでなく、政府関係者、年金数理人、マスコミなどが来場しており、厳しい質問が寄せられましたが何とかクリア。大会後の懇親会では、「よく出来ていた」というコメントを頂くことができました。
 
このような研究活動を通して、白石ゼミでは2つの力を育成します。第1に、文章力です。若者の読解力の低下が指摘されますが、白石ゼミでは必ず文章を書かせ、その添削指導を徹底します。第2に、データ分析力です。年金は数字だけの「実物がないもの」です。年金数理や租税計算を駆使することにより数字から意味を見つけ、データ分析の感覚をみがきます。白石ゼミでは、入ゼミ希望者の相談に随時応じております。気軽に声をかけて下さい。3年ゼミからの編入も可です。ただし、まじめに勉強することが条件です。
 
さて、来たる12月14日には、白石2年ゼミナールと3年ゼミナールが、公共選択学会「学生の集い」に出場します(主催:公共選択学会、於:中央大学)。こちらもゼミナール論文の発表大会です。乞うご期待!

白石4年ゼミ・メンバー白石4年ゼミ・メンバー
厚生労働省と学生代表による意見交換会厚生労働省と学生代表による意見交換会
学会後の懇親会学会後の懇親会