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2020年02月14日ゼミナール

アクティブラーニング科目 2019年『地域安全論』(官学連携)活動紹介

「特殊詐欺」をテーマに学生参加型の授業を行いました。
今年は、各方面からの協力により、警視庁警察官の講話、オレオレ詐欺被害者の方の講演、全国銀行協会の解説、区民会館でのアンケート・ヒアリング調査が実現し、また、警察庁を通じて、NTTが開発中の特殊詐欺専用防止電話の仕組みを学ぶ機会が与えられました。
最後に履修者の成果発表を行い、特に特殊詐欺防止の結論として、高齢者特有の心理から被害防止の効果が薄く、新型電話機の開発に期待したいという発言がありました。

授業風景

①特殊詐欺の全体像を把握する

警察官(警視庁管理官)により、都内の特殊詐欺の発生状況および実態について、依然深刻である旨の説明を受けた後、履修者との間で質疑応答が行われました。

②実際に被害者の声を聴く

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実際に被害に遭われた貴重な体験談を聴き、被害に遭ったときのプロセスや心理、被害からの立ち直りについて貴重な体験談を学修しました。

③フィールド調査の準備をする

アンケート調査の設計のため、仮説設定設問づくりなどについて、外部講師から指導を受けました。

④フィールドワーク:現場でアンケート調査を実施する

警視庁、江戸川区の協力を得て、葛西区民館で安全・安心まちづくり大会来場者88名にアンケート調査とヒアリングを実施し、多くの方に協力して頂きました。

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⑤フィールドワーク:アンケート調査結果を分析する

専門家による指導によりアンケート調査の結果を分析した。対象者88名中、実際に詐欺電話を受けた人が42名、被害に遭った人が1名に含まれていました。また、「知らない人でも信用する」人が27名に上り、人を信用する心理を突いた犯行であることが明らかになりました。

⑥金融機関も積極的に防止活動を行っている

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全国銀行協会の講師から各金融機関の窓口やATMでの対策や個別の活動に関する説明を受けました。全金融機関による阻止率は実に48%(平成30年)に至っているとされました。

⑦NTTは特殊詐欺防止専用電話の開発と実験を行っている

NTTが開発中の特殊詐欺対策用AIによる音声分析・警告システムの説明があり、犯人の声をAIが判断して親族に即座にメールが届く電話機を開発しており、都内で実験中です。

⑧成果発表の準備をする

最終授業における成果発表に向けて、これまでの外部講師による講義、文献調査、アンケート調査の結果をふまえて、班ごとに発表構成などの打ち合わせを実施しました。

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⑨最終授業において研究成果を発表し、外部者からの講評を受けた

これまでの学修内容に基づき、グループごとの研究テーマ「現状」「被害者」「手口」「捜査」「予防」につき、代表者が成果発表を行った。当日参加の警視庁、警察庁の関係者から講評をうけ、この研究を契機に身近な人に被害を呼びかけるよう助言を受けました。

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