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2018年11月14日ゼミナール

丹野ゼミナール 公正取引委員会見学

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正門前での撮影
私達、3,4年丹野ゼミナール、拓殖大学院生は10/29(月)に公正取引委員会への見学をしました。当日は運良く快晴の天気で気持ちのいい気温でした。
事前学習として書籍「独占禁止法と日本経済」を輪読し、独占禁止法と日本における企業の競争について理解を深めました。
 
見学では、まず消費者教育係長である飯吉 秀樹さんから、公正取引委員会の役割について学びました。私たち参加者は、公正取引委員会については予め予習をしていたので内容がスムーズに理解できました。
 
その後、職員の方々が模擬事情聴取をしていただきました。職員の方が、企業の社長役、聴取役、記録係に分かれて、聴取役の方は社長役の方へ独占禁止法に触れていないか問いただすシーンを再現していただきました。見学前は、聴取役が刑事ドラマにあるような語気を強めた言い方で迫ると思っていましたが、聴取役の方は理路整然とした口調で、独占禁止法に触れていないか問いただすシーンを再現していただきました。特に、聴取役の方が社長役の方の矛盾点を追及した場面は空気が張り詰めた感覚がしました。
 
公正取引委員会の委員を務めていらっしゃる青木委員との懇談では、学生からの「中小企業やベンチャー企業など法務部に予算を割けない企業の為に外国の競争法を紹介するなどの支援はしているか」といった質問にも青木委員は丁寧にお答えしていただきました。

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青木委員(中央)と丹野先生、3,4年丹野ゼミ生、拓殖大学院生での集合写真
また、独占禁止法の違反行為者が、公正取引委員会の命令に不服がある場合に違反事実について争う為の審判が行われていた(現在は廃止されている)審判廷の見学と審判のシミュレーションを行いました。丹野先生と学生たちが審判を主催する審判官と公正取引委員会の行政処分に不服がある者(被審人)、当該事件を担当した審査官に分かれて、各担当が発言する内容が記載された用紙に基づいてシミュレーションを行いました。審判では証拠の提出がされたりと本物の裁判のように思えました。
審判制度は平成25年に独占禁止法の改正により廃止されました。現在係属中の審判事件は、改正法の施行後においても引き続き審判手続において審理されて審決されることとなります。また、審判手続を経て出された審決についても、これに不服がある場合には、従来どおり、東京高等裁判所に取消訴訟を提起して争うこととなります。
 
見学終了後には、時間のあるメンバーで昼食を食べました。農林水産省北別館にある「手しごと屋 咲くら」で食事を取りました。メニューには農林水産省が食料自給率の関心を持ってもらうため「自給率」を表示していました。メニューの中にはクジラのステーキや季節のカレーがあり、特にクジラは調査目的以外での捕鯨が禁止されているので、貴重な経験となりました。

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見学者感想

今回の見学活動によって、公正取引委員会の組織と審査手続に関する内容を少し勉強になりました。そして、青木委員に「独占企業の規模が大きくなるほどそのイノベーションによる生産性が上昇するという傾向はあるかどうか」という問題を聞かせていただきました。今日勉強した内容は今後修論の執筆に役に立つと思います。
(大学院1年 林 碩)

今回の見学について、最初はとてもいい経験と思います、公正取引委員会の組織を詳しく説明して貰って、次に皆さんは審査手続を覚えるように演習しました。本当に勉強になりました。青木委員から色々な問題を教えて貰いました。本当にありがたいです。
お疲れ様でした。
(大学院1年 李香傑)

今回の見学のおかげで、独占禁止法のことより一層詳しく理解いたしました。特に、公正取引委員会の方に独禁法の定義、社会意義及び実施されるときの具体的の流れを教えていただきました。自分にとって、とても貴重な経験だと思います。
(大学院1年 樊 欣萌)

今回の見学では、取り調べの演技や審判のシミュレーション、委員の方とのお話など貴重な体験ができました。
これから社会に出て行くにあたって、独占禁止法に関して知識を持っておくことが大事なことだと感じました。
(4年ゼミナール 蘇木誠也)

正直、見学に行く前に勉強するまでは名前を知っているだけで詳しいことはなにも知りませんでした。
しかし、授業での発表、見学を通して消費者の利益を守ってくれていたりする、とても大切な機関であると知ることができました。
見学の際は質問等も多くでき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
(4年ゼミナール 阿部隼弥)


取り調べのデモンストレーションと審判の体験は特に印象深い体験だった。公正取引委員会が自分の生活に深く関わっていることを知ることが出来たのは良い機会になった。
(3年ゼミナール 伊東昂紀)

取り調べの時に少しずつ確認していき、相手に証拠を出して言い逃れできないようにしていて、ただ威圧したり声をあげたりして相手に供述してもらうのではないのはいいなと思いました。
(3年ゼミナール 堀米祐輔)

今回の見学を通して得られた経験は、大変貴重なものになりました。また一歩、私たちは成長できたと思います。それもこれも公正取引委員会の職員の方々が、このような貴重な経験を与えてくださってこその賜物です。
皆様、この度は誠にありがとうございました。
(文責:商学部 経営学科3年 野見山 颯人)

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