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2017年11月09日ゼミナール

【政経学部】茂木ゼミナール「旧南満州鉄道沿線とヤマトホテルを巡る旅」


政経学部経済学科4年 石田りか

2017年9月1日~9月6日の日程で中国東北三省を訪問しました。2年ゼミナール(以下「ゼミ」と略記)から参加している学生は、2015年のインドネシア(ジャカルタ)、2016年のミャンマー(ヤンゴン)、2017年3月の中国(北京)に続き、4回目の海外研修となりました。
茂木ゼミ (国際経済学)では、「情報化が進んだ現代だからこそ、実際に世界を訪ね、大地に立ち、五感で世界を感じ取る」という姿勢を大切にしています。毎年、希望者を募って海外研修を行っています。

毎回、テーマを設定した研修を行っています。今回のテーマは「旧南満州鉄道沿線とヤマトホテルを巡る旅」。20世紀初頭、中国東北部の開発において重要な役割を担った南満州鉄道株式会社。その主要路線に乗車し、北京(河北省)-哈爾濱(黒竜江省)-長春(吉林省)-大連、旅順(遼寧省)の順で南下、列車内では現地の人々と交流しながら約1,250㎞をほぼ往復。各地域の歴史的建造物に触れました。

全国人民代表大会などの主要会議が開催される人民大会堂、義和団の乱で柴五郎が奮戦した東交民巷、哈爾濱の731部隊旧址、日露戦争最大の激戦地である旅順二〇三高地などを主に見学しました。北部軍閥の張学良が定宿とした哈爾濱ヤマトホテル(龍門貴賓楼)や、中曽根康弘本学元総長(元首相)が逗留した大連ヤマトホテル(大連賓館)などにも宿泊し、在りし日に思いを馳せました。

参加者の声

政経学部経済学科4年 串田亮
旅順では、タクシーをチャーターし、旧ヤマトホテル、二〇三高地、水師営会見所、東鶏冠山北保塁、旅順刑務所の5カ所を回った。二〇三高地では、急な坂を上り、そびえたつ忠魂碑が印象的だった。戦場となる前までは標高206mだったが激しい戦火を交えた後、標高が203mになったという話は有名である。この戦場から集められた弾丸と砲弾の薬莢を鋳造して忠魂碑が作られたという。文化大革命で尖端部分が破壊されたが復元され今でも残っていることに感動した。また、二〇三高地から眺望した旅順港の眺めは、今まで体験したことのない重圧を感じた。



商学部国際ビジネス学科4年 金素延
計画を詳細に立てても、一筋縄ではいかないのがゼミ研修。中国ではネット利用が制限され、現地では検索が出来ない為、事前にどれだけ準備したかが重要となりました。また、LINEやGoogleが利用できないことに社会主義国だということを実感しました。中国は、私の生まれた韓国や、現在住んでいる日本とは全く違う東アジアだということを感じました。


 
政経学部経済学科3年 山崎哲
緊迫感漂う北京。忍耐の寝台列車。ようやくたどり着いた哈爾濱。駅で迷いかけた長春。そして美しさと歴史の重みと異国情緒を漂わせる魅惑の街、大連。戦闘の爪痕を無言で示していた旅順。すべてが新鮮で、新しいような、古いような今回の旅。国際的な視点から日本を見て、現地でしか分からないことを肌で、心で感じることは重要だと思います。体験をもう一度振り返るとき、それはようやく「知識」になるのだと実感しました。日々の政治、経済、国防と平和について考えるとき、この時の体験から得た価値観と知識をもとにその先の選択をしたいと思います。

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研修ルートと主な見学地(山崎哲が作成)

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哈爾濱:聖ソフィア大聖堂にて

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移動中の列車内で朝食

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哈爾濱:731部隊旧址にて

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旅順:二〇三高地にて

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