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2015年09月09日ゼミナール

【政経学部】長ゼミナールが最高裁で裁判を傍聴しました

9月3日、政経学部の長ゼミナール(民法・不動産法・中国法)の学生が、最高裁判所で行われた裁判の口頭弁論を傍聴しました。その様子を参加した学生にレポートしてもらいました。

最高裁での口頭弁論傍聴を終えて(政経学部法律政治学科2年 藤田 諒)

2015年9月3日、長先生の2年・3年・4年ゼミ合同で、最高裁判所での口頭弁論の傍聴に行きました。

この事件は、原告が、原告の理事長であった人物に対し、借入金債務の免除をしたのですが、税務署長から、この債務の免除による経済的利益(債務免除益)が理事長に対する賞与に該当するにもかかわらず、給与所得からの源泉徴収をしていなかったとして源泉徴収をすべきという処分と、源泉徴収すべきだった金額等を納税すべきとする処分を受けました。しかし、原告は、関係法令等に基づけば、この債務免除益には源泉所得税額の計算上に算入する必要はないはず等の理由で、源泉徴収義務はないし、などと主張して、上述の各処分の取消しを求めるもので、国と企業が争っているものでした。

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当日のお昼過ぎ、最高裁判所の南門で傍聴者用のバッチが配られました。私たちはこれを手に入れて、裁判所内へと足を踏み入れました。裁判所内では、最高裁の建物の造りから法廷内の厳格な雰囲気に圧倒されながら、小法廷で待機していました。開廷時間になると5名の裁判官が入廷し、私たちを含む数十名の傍聴者は慣例に従い起立・着席をしました。その後、独特の緊張感の中で口頭弁論が行われました。
 

最高裁で行われる口頭弁論は、今まで地方裁判所、高等裁判所ですでに裁判が進められているものであるため、細かい事実で両者が言い争うこともなく、お互いの弁護士が淡々と主張を述べ合って弁論をするだけで、予想よりもあっさりとした裁判であったという印象を受けました。
 

傍聴席で聞いているだけでは難しく思えましたが、傍聴後に長先生から説明を受け、自分なりにこういう判決になるのではないかと理由をつけて考えることができました。高等裁判所の判決をしっかり読んでみるなどして、今後下される実際の判決が、どういった理由でその結果に至るのかについても、注目してみたいです。
 

私自身、裁判所での傍聴は初めてでした。こうした活動でなければ実際に行ってみることはなかなか無いので、良い経験ができました。また、長ゼミの先輩とも交流をしつつ、今回の裁判について意見交換を行い、それぞれの観点から考えを深めることができました。後期からの授業でもこの経験を活かして勉強していきたいと思います。

学生の声

政経学部法律政治学科3年 藤代 穣

裁判所の傍聴に参加して、初めて口頭弁論を間近で見ることが出来ました。
双方の弁護士が互いに意見を言うだけでその場で裁判官が判決を下さず、1か月後に判断をする事が印象的でした。弁論の時間が短い事も驚きました。  最高裁判の傍聴など、貴重な経験が出来て良かったと思います。

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