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【政経学部】 環境研修(関東)の報告

政経学部では2016年5月30日から11月21日にかけて認定NPO法人・自然環境復元協会の協力を得て、 「環境研修(関東)」を実施しました(担当・関良基准教授)。環境研修(関東)とは、期間中に少なくとも4回の環境整備・再生活動や環境CSRのイベント運営に参加し、キャンパス内では得ることのできない環境再生活動の知識とスキルを現場で身につける という演習科目です。以下、参加学生の操谷元くん(経済学科3年生)が報告します。

私は、「埼玉県鶴ヶ島の飯盛川の河川整備」「静岡県西伊豆の石部棚田の環境整備」「八王子長池公園の里山整備」 「江東区民まつり環境イベント運営」の4箇所に参加し、各地の違った環境での作業、お手伝いをさせて頂きました。

基本的な作業はどこも人手不足、若者不足により日頃行えない重労働な作業などが多く、時期的に草の伸びる季節だったので 除草作業がメインでした。

この4箇所の実習に行って一番印象に残った言葉があります。伊豆の「石部棚田」で活動を行っている、 地域起こし協力隊の「有馬さん」のお言葉です。
「自然は寂しい、でも人の手が加わると温かい」 これは、あるべき形で残す自然は、見た目美しいが、内面的には決して良いことばかりではない。
人の手が加わって、初めてその場所が機能し、その場に生き物が集まり住むことができる。その人の手が入った景色は、何もされていない景色よりも、やはり温かい場所であるという意味である。
この言葉の意味は、私が参加した4か所のどの現場にも通じる言葉でした。
放置された環境は一見すると「緑」が豊富で、通りすがりの人は「良い」と感じるかも知れません。 だが、いざ管理する側に立って、そこに踏み入れてみると、弦植物などで覆われており、地面には太陽の光は届いていないため、 下草や新しい芽が生えてこなくなります。

【政経学部】 環境研修(関東)の報告
西伊豆の石部棚田で田んぼの除草作業中 (7月10日)

自然というのは、そのまま放っておいても機能する「原生林」と人が管理しなければ機能しない「施業林」とがあり、現実には後者が圧倒的に多い。 一旦、原生林を取り壊してしまって取り戻すには、何十年何百年とかかります。そんな現状の自然を機能させるためには、人が草木を管理して自然と密接に関わって共生しなければならない。よって、間伐や除草などの「手入れ」が定期的に必要なのです。
その定期的に手入れをしている場所は、放置されて草木が伸び、覆い茂っているような場所に比べると、人の気持ちの入った「温かい」環境になり、多様な動植物たちの棲息にとっても良い環境になります。

【政経学部】 環境研修(関東)の報告
棚田を再生するとカエルの棲息地もよみがえる
【政経学部】 環境研修(関東)の報告
泥だらけになりながら河川の草取り(埼玉県鶴ヶ島。6月19日)

決して、たんに緑があればよいわけではないのだという事を、この実習すべてに通じて、身に染みて感じることができました。
人間が手入れをしなければ維持できない環境や、住めない生物もたくさんいるという事も改めて学ぶことができました。

【政経学部】 環境研修(関東)の報告
子供たちにラベンダー石鹸づくりを指導(江東区民まつりにて。10月16日)

私は、本当に今回の環境研修に参加することができて良かった、更にとても自分の為になったと感じている。
より自然の基礎知識を学ぶことができ、より日本の自然に興味を持てたことで、自らの今後の自然との付き合いも濃くなりそうだからである。

文責:操谷元(政経学部経済学科3年)

掲載日:2016年12月05日

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